当社は燃料電池用をはじめ高純度水素ガスの製造、精製分野に適用可能なパラジウム合金圧延箔を使った水素分離膜モジュールの開発に成功しました。
今回開発した水素分離膜モジュールは、パラジウム合金が水素分子のみを透過する機能に着目し、当社が保有する独自の金属フィルター加工技術との融合により作製されるもので、外径34mm・長さ300mmの円筒形の支持体に、厚さ10〜20μmのパラジウム合金薄膜を巻き、特殊な独自の接合技術により水素ガスのリークを完全に無くすことで超高純度の水素生成が可能となりました。また強度の保持と耐久性向上のため独自の三層構造を採用することで長時間使用に対する信頼性を向上させ、実用化の目途をつけました。同時に、このモジュールはオールメタル製で、単位モジュールの溶接による組み合わせにより少流量から大流量まで容易に対応でき、大規模プラントでの適用も可能です。
主な用途は、製油所での水素製造装置の水素精製装置(PSA[Pressure Swing Adsorption])代替をはじめ、燃料電池自動車の開発で展開が注目されている水素ステーションでの水素製造装置や家庭用燃料電池の水素精製プロセス、また半導体産業で使用される超高純度水素ガス精製分野向けなどをターゲットとしております。
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