健康経営への取り組み

健康経営宣言

高めよう 健康意識、
築き上げよう いきいき精線

安全と健康は幸せの原点であり、当社は個人の自発的な健康活動に対する積極的な支援と組織的な健康活動の推進により、「社員がより長い期間、心身共に健康で活き活きと仕事をしている」企業を目指します。

  • 定期健康診断結果のフォロー徹底やハイリスク者の治療管理
  • ストレスチェック体制構築とメンタルヘルスに対する組織的支援
  • 各個人の健康維持・向上への支援活動

など、社員の健康維持、増進に向けた様々な取組を提案、実行していきます。

2023年7月
代表取締役社長 利光 一浩

健康経営を実践する目的

当社は「健康は幸せの原点」であり、「人財は会社の宝」との認識のもと、社員がいきいきと働く会社を築き上げることを目指しています。そのためには、社員一人ひとりが心身ともに将来にわたり健康であり続ける必要があります。健康経営を推進することで、社員及び組織全体の生産性を向上させ、当社の社会的価値向上を追求していきます。

健康経営推進体制

社長を健康経営責任者として任命し、健康経営推進者と健康管理専門部署が企画の中心となり、
労働組合や健康保険組合と連携し、各事業所に施策を展開しています。
また、社員一人ひとりが想いや声を取り組みに反映できるよう設計しており、
自分ゴトとして社員の主体的な健康増進への取り組みにつながっています。

※ 横にスワイプして閲覧して下さい。
図:健康経営推進体制

取引先への健康経営推進ガイドライン

当社の「取引先への健康経営推進ガイドライン」は以下よりご覧ください。

取引先への健康経営推進ガイドライン(232KB)

健康経営戦略マップ

当社は健康経営戦略マップを定めています。

図:健康経営戦略マップ

基本的に「健康投資」と「健康投資施策の取組状況に関する指標」は1対1で対応する。しかし、中には複数の「健康投資施策の取組状況に関する指標」に対応する「健康投資」も存在するため、そのような「健康投資」を「様々な効果に関連する健康投資」とする。

健康課題と目標設定

「社員がより長い期間、心身共に健康で活き活きと仕事をしている」企業になるためには、社員の健康を経営課題と認識し、戦略的な取り組みが必要です。人的資本への積極的な投資を行ってまいります。

重点課題

  • 健康の保持・増進
  • 働きやすさの向上
  • 働きがいの向上

長期的な数値目標(KPI)設定(2026年度達成)

※ 横にスワイプして閲覧して下さい。
健康の保持・増進 適正体型維持者率(BMI 18.5-24.9) 67.7%
生産性 相対的プレゼンティーズム 1.09
働きやすさ 社内コミュニケーション指数 6.20
働きがい ワーク・エンゲージメンド 2.94

数値目標の設定に至った背景

当社では、2016年に健康宣言を行い、「社員がより長い期間、心身共に健康で活き活きと仕事をしている」企業を目指し、社員の健康づくりに取り組んでまいりました。社員の健康に関する様々な分析を行い、有所見者の多さなど課題を確認することができました。本社部門や工場部門等、様々な職種が混在しており、健康課題も様々でした。
こういった状況から、多くの生活習慣病に関連のある内臓脂肪をフィジカル面の健康課題と位置づけ、適正体重維持者率を数値目標に設定しました。最初のフェーズとして適正体重維持者を増加させることで、当社の基盤である社員の健康の土台をつくり、次のフェーズでは働きやすさや働きがいの向上に向けた取り組みを行っていく予定です。

※こういった数値は、アンケートやエンゲージメントサーベイ等を通じて定期的に評価を行っています。

健康経営に関する定量的な評価項目

※ 横にスワイプして閲覧して下さい。
項目 2021年結果 2022年結果 2023年結果
適正体型維持者率(BMI) 60.3% 58.8% 59.9%
相対的プレゼンティーズム※1
(測定人数・回答率)
1.01
(704人 97.0%)
1.04
(717人 97.8%)
1.00
(720人 96.7%)
社内コミュニケーション指数 6.08 5.94
ワーク・エンゲージメント※2
(測定人数・回答率)
2.83
(704人 97.2%)
2.78
(717人 98.2%)
2.78
(720人 96.7%)
アブセンティーズム
(測定人数・回答率)
1.8
(704人 96.6%)
3.4
(717人 96.8%)
2.9
(720人 96.8%)
健康診断受診率 100% 100% 100%
健診後の再検査実施率 99.1% 82.2% 99.3%
特定保健指導対象者率 24.9% 21.5% 25.1%
特定保健指導完了率 87.5% 84.3%
喫煙率 30.8% 29.6% 27.1%
ストレスチェック受検率 98.5% 98.9% 98.8%
高ストレス者率 13.8% 12.9% 12.3%
治療継続率 85.2% 80.2% 75.0%
時間外労働時間
(一人当たり)
平均23.1時間/月 平均20.1時間/月 平均14.2時間/月
入社10年後定着率 100% 76.2% 90.0%
休職者率 0.64% 0.76% 0.77%
労働災害発生件数
(休業災害)
0件 0件 0件
年次有給休暇取得率 49.3% 70.6% 64.7%
男性育休取得率 11.1% 14.3% 54.5%
スポーツ実施率
(週1回以上)
42.0% 47.9% 50.4%
検査費用補助年間利用額 1,540円/人 1,818円/人 1,891円/人
施策の社員満足度 2.8 6.1
睡眠による回復度 2.8(6点満点) 2.8(6点満点)
  1. ※1 WHO-HPQ指標で測定
  2. ※2 ユトレヒト・ワーク・エンゲージメント尺度9項目版で測定

主な取り組みと実績

健康の保持増進(2026年度まで重点的な取り組み)

フィジカルケア

  1. 適正体重保持への取り組み(適切な運動と食事習慣の定着)

    • 適切な運動習慣の定着に向け、就業時間内の運動プログラムを実施しています。在宅勤務者や現場勤務者など様々な社員が参加しやすいよう、短時間プログラムやオンラインプログラムも提供しています。2023年度の運動プログラム実施回数は37回、平均参加者数は7.5名でした。
    • 自分の体力を認識し、健康無関心層も改善意識を持つきっかけにすることを目的に体力測定を実施しています。2023年度の参加率は88.0%でした。
    • バランスのよい食事に関する意識付けのため、社員食堂にてヘルシーメニューを提供しています。
      例)ご飯にこんにゃく米を3割炊き込んでカロリー低減・食物繊維摂取。減塩、カルシウム摂取、腸内環境改善、血流促進などの効果が期待できるメニュー。
    • 社員の健康に関するあらゆる資源を有する健康保険組合と連携し、コラボヘルスを推進してまいります。
    • 健康保険組合提供のアプリにてカロリー管理やバイタルデータ管理の推奨を行っています。
  2. 座位時間の削減

    • 会議中は一定時間ごとに行う健康サイコロチャレンジを導入しています。
    • バランスボールの使用やウォーターサーバーを設置しております。
  3. エイジフレンドリーへの取り組み

    • 2024年度から50歳以上の社員を対象に、健康の保持増進、労働災害防止を目的とした体力測定やセミナーを行ってまいります。
  4. 喫煙率低下への取り組み

    • 禁煙タイムを導入しています。
    • 喫煙者(挑戦者)と非喫煙者(サポーター)がともに禁煙達成を目指す「仲間と達成!禁煙チャレンジ」を実施しています。
  5. 疾病予防、感染予防

    • 定期健康診断での要再検査者の検査受診率100%達成のため、産業保健スタッフによる面談を実施しています。2023年度の再検査受診率は99.3%でした。
    • 再検査・人間ドック・特定部位ドック・歯科検診等の費用補助(一人当たり上限3万円/年)制度を2017年度から導入し、任意検査の受診率向上に取り組んでいます。2023年度の投資額は132万円(一人当たり1,891円)でした。
    • 特定保健指導実施率向上のため、産業保健スタッフによるこまめなフォローを実施しています。2022年度の実施率(完了率)は84.3%でした。
    • 社内でのインフルエンザ集団予防接種を実施しています。2023年度は105名が接種しました。

メンタルヘルスケア

  • 社員数が50名未満の事業所を含めて全ての事業所で年1回のストレスチェックを実施しています。
  • 新入社員を対象にメンタルセルフケア研修を実施しています。2023年度の参加率は100%でした。
写真:健康サイコロチャレンジ!
健康サイコロチャレンジ!
写真:座位時間短縮!社長をはじめ経営陣も会議中に屈伸運動
座位時間短縮!
社長をはじめ経営陣も会議中に屈伸運動
写真:運動プログラム実施中の1コマ
運動プログラム実施中の1コマ
健康サイコロメニュー表
  1. サイコロの出目:1

    ハーフスクワット 10回

  2. サイコロの出目:2

    アキレス腱伸ばし 10秒

  3. サイコロの出目:3

    背伸び 5秒×3回

  4. サイコロの出目:4

    イス立ち上がり 10回

  5. サイコロの出目:5

    屈伸運動 5回

  6. サイコロの出目:6

    足踏み 20回

生産性・働きがい・働きやすさ向上

プレゼンティーズム対策

  • 理学療法士による、肩こりや膝痛・腰痛に特化した改善セミナーを開催しています。2023年度の開催回数は30回、平均参加者数は6.3名でした。
  • 睡眠や女性特有の健康課題に関するセミナーを開催し、リテラシー向上を図っています。

コミュニケーションの向上

  • 社員同士のコミュニケーション促進を目的としたレクリエーション費用補助制度(293万3千円/年)、クラブ活動費補助制度(21万6千円)を提供しています。
  • あいさつ強化週間を設定し、事業所前でのあいさつ活動や啓蒙グッズの配布などを行っています。

女性が働きやすい職場環境

  • 女性活躍推進チームを設置し、職場環境や必要な制度などについて検討を行っています。
  • 管理監督者や女性社員を対象とした、女性特有の健康課題に関するセミナーを開催しています。(管理監督者83.0%、女性社員97.4%出席)

健康増進活動のグローバル展開

当社は、健康宣言で掲げた「高めよう健康意識、築き上げよういきいき精線」をすべての社員に浸透させるため、健康増進活動を海外の拠点でも展開しています。

外部評価

「健康経営優良法人2024」に認定

当社は、経済産業省と日本健康会議が共同で顕彰する「健康経営優良法人2024(大規模法人)」に5年連続で認定されました。「社員の健康管理を経営的な視点で考え、戦略的に実践する」健康経営の当社取り組みが評価されたものとして、今後も継続して社員への積極的な支援と組織的な健康活動の推進に努めます。

  • 健康経営優良法人大規模法人部門認定
  • スポーツエールカンパニー(スポーツ庁)認定
  • ひらかた健康優良企業登録(枚方工場)
健康経営優良法人2024のロゴ