ねじ用線

日本精線のねじ用線は豊富な鋼種と密着性の高い被膜により優れた圧造性を誇ります。また、高強度や高耐熱、非磁性用途向けにも独自鋼種や高合金で対応し、お客様の要望にお応えします。

写真:ねじ用線

一般ねじ用

適用鋼種
  • オーステナイト系
    SUS304、SUS304L、SUS304J3、SUS305J1、SUSXM7、SUS316、SUS316L、SUS384
  • フェライト系
    SUS430、NAS430LXM、SUS434
  • マルテンサイト系
    SUS410
適用線径 0.8mm~24.00mm
適用調質 SS(WSA)、SSP(WSB)
適用仕上 NB(標準仕上)、EB(光沢仕上)、UB(超光沢仕上)
適用被膜 被膜無し、CB(シュウ酸被膜)、RD(樹脂被膜)、BL(高潤滑樹脂被膜)
適用規格 JIS G4315

耐熱用

日本精線の耐熱ねじ材はステンレス系から代表的な耐熱鋼SUH660、高合金に至るまで鋼種を取り揃え、あらゆる温度域に対応するビス・ボルトの製作を可能にします。

適用鋼種 SUS316N、SUH660、NAS670HT、NAS530、その他

※詳しい仕様につきましてはお問い合わせ下さい。

高耐熱ボルト用鋼『INS3015』 『RS1308』 『SUH660M』

自動車の排ガスに対する規制は、世界各国で年々厳しくなっています。自動車メーカーでは、排ガスクリーン化のためにエンジンの燃焼効率改善を進めており、それに伴い排気ガスも高温化する傾向にあり、部品を締結するボルトにも高い耐熱性が求められます。『INS3015』、『RS1308』、『SUH660M』は、そういった高温下でも使用可能な高耐熱ボルト用材料です。

高強度用

高強度ねじ用線にはオーステナイト系、析出硬化系、焼入れ硬化系の3タイプがありその用途により使い分けが可能です。

オーステナイト系

適用鋼種 DHS30
特徴 安定した加工性を有し、なおかつねじ転造後のねじ山硬度が高いねじの製造を可能にしました。

析出硬化系

適用鋼種 DSP1H
特徴 冷間加工の後に熱処理を加えることにより強度を増します。一般的なCr系ねじ材に比べ耐食性は良好です。

焼入れ硬化系

適用鋼種 NAS600X
特徴 従来の焼入れ硬化系ねじ材のSUS410に比べ強度、耐食性が大幅に向上しました。

※詳しい仕様につきましてはお問い合わせ下さい。

快削ねじ用線

日本精線のNAS304FMは良好な圧造性と切削性を併せ持つ複合加工に適した材料です。

適用鋼種 NAS304FM

※詳しい仕様につきましてはお問い合わせ下さい。

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